人としてどうなの?日記

駄々漏れな心の声 宇宙的にひみちゅ

わからなくていいの だってあなたはわたしじゃない

とにかく痛い

その女アレックス (文春文庫)
ピエール ルメートル
文藝春秋
2014-09-02


読みたくて去年からずっと図書館にリクエストしていたのだが
文庫ゆえに他所から借りるしかないとうことでやっときた。
まつこと数か月
読むのは二日間
多分体力あったら数時間で読めたんだと思う。

いくら准看護師であっても
こんなことができるのか?という
おとろしい仕業があって
最後の最後に
こうつながりますか!というなるへそがあり
これ以前の

これをよまなあかんやろ!
という気になっております。

そろそろ 放送大学の教科書がくるとなると
本は読んでおられない状態になりますが
こういうリフレッシュに必要な無駄はたまに必要だと思いますなあ。

こんど ショートステイとれたら
読もうっと 

色ボケ許すんなら あわせてやれよ って 思いましたよ

黄落 (新潮文庫)
佐江 衆一
新潮社
1999-09-29
いやあ 男の方が自分の親について書くとき
どうしても陥りやすい事が山ほど入ってました。
女の方が書くと全く違う視点になるんだろうと思いますが
この方ものすごく正直にお書きになったところは賞賛すべきだと思われます。

ただ この方の奥様は本当にとんでもない手厚い介護をなさる上に
自分の考えというものをしっかりと持ってらっしゃる。
著者が 一応 奥様を何度か褒めているのですが
とんでもないですよ

この著者はまさに 日本の福祉が遅れた原因になる
家族が看るのは当たり前なんだからさっていう
しかも 自分はおむつもろくに換えられない
自分の親の性器と向き合う事もしないで

妻は泣かせたけれど
自分が親を引き取るために身を引いただの
昔の女を思い出すだのどうたらこうたら
まー糞なんですよ
でもって 一度 奥様を久しぶりに抱いたとかいうところがありますが
まあ この奥さんにかなり肩入れしてしまいましたよ

きっと ものすごい侮辱をいっぱい
この著者の姉妹や男親にやられてきたんだろうなあと
行間読んじゃいましたよ。

もしかしたら そういうあれこれを書くのが女性だったら
徹底的にやったでしょうけれど
男の方だから
あえて 自分も色ボケしてもいいじゃろう
日本男児なのだから

位いいそうですよ

冗談じゃない
自分の料理教室もちゃんとやる
姑の褥瘡管理も火傷も治す
理不尽な旦那さんの乱暴にも耐える

ただ 子供たちがあまりにもふがいない
父親の不甲斐なさを責めてはみるものの
母親の手伝いをしたんでしょうか?

子どもたちは血がつながっているんだから
父親に似たんでしょうかね
奥さんは赤の他人なんだから
自分の親もみながら
姑さんの愚痴も聴きながら
どうして 子供たちに腰が痛い時助けを求めなかったんでしょうか?

これが 嫁の仕事だって
子どもたちには頼れないって父親が言いきっているからなんですよね
でもって 親と同居する気がなかったくせに
女と別れてまでも近くに呼び寄せたって
ものすごく自慢げなんですよ

腹立ちますよ
近くってのがねえ癖もんなんです
そこまでやったんだから
あんたたちが看るのが当たり前だって
他の兄弟姉妹に思わせちゃったってことですよ。

介護をやってるとわかりますけれどもね
一番頼れるのは赤の他人のプロです
でも 手厚くするなら自分の精神力と気力と
なにより 技術が必要になってきます。
自分をもうすでに子供だと思っていない
兄弟姉妹 もしくは 毎日顔出してくれる人としか認識が無くなった相手に

なんのしがらみもなく付き合えるかってことが大事。
あとは 自分が倒れる前に
頼りになる相手をしっかりと見極めることです。

すべてをうのみではなくて
丸のみしないといけないこともあるけれど

とうとう

いろいろ考えさせられた本ですが
お勧めしません(きっぱり)

いま 介護してる女性の方が読んだら
床にたたきつけてガンガン踏みたくなる可能性があるからです。
帯もひどいね

何が悲惨だ!
こんなもん 何も悲惨なもんか

むしろ 大村昆さんを見習え!
と思いましたね

あのかた まだ ぜんぜん介護だどうのこうのと話題にもならなかったとき
母親の介護をお嫁さんと息子さんたちと一緒に乗り切ってきた方ですからね
わたし 子供のころに講演訊いたことがございます。

大変尊敬しております。

面白いけど残念だ


多田かおるさんという方の漫画について書いてあるところがあって
全く同じ年の方がすでに亡くなってらして
そういえば 私この人の漫画ぎりぎりで読んでいた記憶がある。とか思い出して
多田さんに関してはくまさんという方が詳しく書いていらっしゃるので
私あえて触れませんが
この亡くなり方も当時不思議に思った記憶も戻ってまいりました。
wj511

ただ 無いことも無いだろうなあという亡くなり方とはいえ
いまだに きちんとサイトも運営してらっしゃる

事故ではなくて自殺なすった鷺沢萌さんのサイトは日記のみ閉じておられますが
やはり いまだに 運営なすってらっしゃる。 

人は忘れ去られたときに 本当に死ぬのだ といってらした方がおられます。
ジョージ・エリオットさんだと思いますが 
GIF-GEliot
マンガ ワンピースにもそのようなセリフがあるらしいですね。

なんだか
生きていても忘れられている人もいっぱいいるのに
不思議な感じになりますよ。



何が残念かというと

ほとんど 読んだことがあるもしくは
そうなの?って 表紙だけは知っている本が載っているのですが


私の好きなB級ホラーが全くない

ないんですよ

ある意味 私には永遠の仔もホラーみたいなもんなんだけど
徹底的に書きなおしやがった 家族狩り あれを どうして推薦してくださらないのか!
あれは 天童さんの暗い部分がものすごく反映されていて好きだったのに
すっかり 大事なところを全部割愛しやがって、、

まあ いいですよ

乙一くんのGOTH 夜の章 をおかずにお風呂に入ってるから

漫画はねえ
もう疲れちゃって読めないの
20過ぎてからしばらくやめてるの
いまも 努力しないと読めないのがいっぱいある。

体力がある時に読むものだと思うわ
字と絵と一緒ってのはつらいもんよ


 
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